カウンセリングQ&A
カウンセリングの方法は、
「来談者中心療法」という心理療法で進めていきます。
来談者(相談者)の話をよく傾聴し、
相談者に本来備わっている、
「自己成長力」や「自己治癒力」を信頼して、
相談者自身が主体的に、
悩みや問題を解決できるようにお手伝いします。
お話をお伺いすることで、
自分の気持ちや感情を整理したり、
心の傷を癒したり、過去と向き合ったり。
周りの方々とどうかかわっていくかを考えたりしながら、
ご自身についてを思い描く時間を一緒に作っていきましょう。
カウンセラーは医者ではないので、
診断・診察・薬の処方などの医療行為は禁止されています。
ご了承ください。
Q:カウンセリングって誰が受けるの?
A:受けたい方はどなたでも受けることができます。
カウンセリングは、
うつ病などの心の病気になる予防と、
ケアの部分に効果を発揮します。
「うつ病とか”病気”でもないのに、
カウンセリングなんて大げさだ…」
と思う人も多いのですが、
病気になってからじゃ遅いんですよね。
そうなるとまずはカウンセラーではなく、
精神科や心療内科の医療分野になります。
カウンセラーは、悩みや問題を、
目の前の相談者と他の相談者と比べることなんてしません。
その悩みや問題はその人だけのものだから。
なので、「自分の悩みは他の人よりちっぽけだ…」
と思う必要もないですよ。
それをなんとかしようと思って、
自分なりにやってきたと思うんです。
けれど、改善されない。辛い。苦しい。
それなら、勇気を振り絞って、
今までと違うことをやってみませんか?
今までと違うことは、
私が言うところの「カウンセリング」という方法
がありますよ、ということですね。
Q:カウンセリング中に、カウンセラーは何をしているの?
A:お話を聴きます。(傾聴といいます)
お話を聴かないと、今あなたの中で何が起こっていて、
どうなっているのか?ということが分かりません。
それが分からないと、どうなっていきたいかもわからないんですね。
お話の内容は、まとまってなくて大丈夫です。
私がその話のまとめをお手伝いします。
何から話し始めていいか
混乱していてるのもわかってますから、
うまく話が伝わらなかったらどうしよう?
と心配する必要はないです。
補足したり、詳しくわかろうとするために質問させてくださいね。
お話を詳しく聴いて、今後どうするか?
実行の部分での作戦を練る(具体的な方法とか)を検討したり、
より良い生活、人生になれるように一緒に作戦会議しましょう。
作戦会議はしますが、
改善したり、実行するのは、
あくまで相談をしてくれた、あなた自身です。
Q:友達に話を聴いてもらうのと、カウンセラーに話を聴いてもらうのは何が違うでしょう?
友達に話を聴いてもらうと…
「その人の視点」からのアドバイスをくれます。
→「分かっちゃいるけど…できない」になりがち。
話を聴いてもらえず、
”友人自身の”価値観を押し付ける場合もあり。
→さらにモヤモヤ。友人からしたら、心配して言ってることなので、
悪気はないのですけどね。
その付き合いを良好にしたいから
本当の深い悩みは打ち明けられない。
→”嫌われたらどうしよう””変な人と思われたらどうしよう”って思います。
カウンセラーだと…
友人として良好な関係を築かなくていい分、
誰にも言えなかった辛い思い、
悩み、経験を、話してスッキリできます。
→ずっと背負っていた重い荷物を少し軽くするような感覚です
さらに、その話を聴いて批判も攻撃もしませんし、安全に話せます。
→思ったこと、考え、経験などなど…
はその人自身の唯一無二のものです。
話していくうちに、今まで見えなかったものが
見えてくるかもしれません。
→自分の思い、考え方、感情…これに気づいたりします。
話を聴いて、客観的に、別視点での見え方をお伝えします。
→問題があったり、悩んでいるときは
一方向の視点しか持てないものです。
”問題の解決”をするための方法をお伝えできます。
→心理療法ですね。ただ話をする、
ということだけでも大丈夫です。
話をして今の”心のモヤモヤ”がなくなってくると、
自分のやりたいこと、
やること、やらなきゃいけないことなどなど…
”本当の”ことや、”現実”が見えてくるので、
それに向かっていけるようになるんですね。
カウンセラーの得意分野は?
A:恋愛における「依存・執着」から抜け出すための
感情コントロールの方法や、
対人コミュニケーションについてが得意分野です。
私自身も、「恋愛依存・回避依存」「共依存」
「アダルトチルドレン」「インナーチャイルド」というのは、
カウンセラーを目指したきっかけだし、
他の心の動きよりも、恋愛に絡んだ心の動きの方が、知識は多いです。
誰かに依存して生きづらく生きていくだけの人生から、
あなた自身の人生を生き生きと歩んでいけるようになる。
それが、カウンセリングの最大の目的です。
Q:なんか怖い
A:怖くないですよ~(^O^;)
まあでも、怖いって思うのもしょうがないですよ。
初対面の人に自分の過去や弱い部分を話すんですもの。
催眠術かけられるの?…かけません。
人の気持ちがわかるの?見透かされてしまいそう。
…分かりません。
自分を出さなきゃいけないの?
…無理して出す必要もないです。
多分…
「心理の勉強してると、
考えていることが分かっちゃうんでしょ?」
ということだと思うんですけど、
勉強をすればするほど、
「人の心は分からないもんだ」
ということが分かります。
だから、お話を聴いて、分からないところは質問して、
ということをしていくんですね。
最後に
カウンセリングはお気軽に♪
相談者が安全に自分に向き合うために、一緒に寄り添うこと。
これが私のカウンセリングをするときの軸です。
その、”一緒に寄り添う”ために、たくさんのお話を聴くし、
「悩みや問題が解決したら、どうなっていたい?」というのを引き出して、
そこに向かっていくための方法を考えたり、
負のループを一緒に体験したり、当時の辛い気持ちを共有したりします。
肩こったな~マッサージ行こう♪ちょっとつかれたな~温泉行こう♪
っていうのと同じような感覚で、定期的にカウンセリングを受けて、
心のマッサージ、心のメンテナンス、に利用してもらえたら。と思ってます。