回避依存症の特徴に当てはまっていて、
自分でも分からないくらい
相手を振り回してしまいます。
過去にいい感じになった男性とも
最初は仲のいい感じですが、
めんどくさく感じて避けたり音信不通にして、
告白される前に逃げてしまいます。
なぜこんな深い関係になれないのか…
どうやって克服したらいいのでしょうか?
という女性の回避依存傾向の方の
ご相談リクエストをいただきました。
男性の回避依存傾向は結構分かりやすく、
多いんですけど…
思ったよりも、
女性の回避依存傾向の方はいらっしゃいます。
この方の傾向としては、
追われると逃げる脱走者タイプ
と思われます。
愛が深まるほど相手との距離を置こうと
必死になる性質があります。
回避依存傾向の女性の特徴
こういった傾向に心当たりないでしょうか?
□束縛をされるのが嫌
□自由でいたい
□自分の行動を教えるのが嫌
□一人でいることが好き
□相手が近づいてくると離れたくなる
□本心や本音を明かしたくない
□二人の間の悩みや深刻な問題はめんどうくさい
□無理難題やケンカをふっかけることがある
□相手が離れると近づきたくなる
□相手のことを気持ち悪いと思ってしまうことがある
どうして相手の人を避けるかというと…
捨てられたくない!
傷つきたくない!
という思いが強すぎてしまうんです。
回避依存傾向克服へのステップ
本当は深い関係になることを望んでいると思います。
でも深層心理では、
捨てられたくない!傷つきたくない!
だったら、
最初から深い関係にならないようにしよう!
と、相手から逃げてしまうんですね。
克服するためには、3つのステップがあります。
【回避依存傾向からの克服3つのステップ】
ステップ1
過去の深く傷ついた体験を癒す
ステップ2
極端に考えすぎるクセを直す
ステップ3
遠すぎず、近すぎず適切な距離感を作る
ステップ1 過去の深く傷ついた体験を癒す
幼少期の親や周りの人たちの関係のなかで、
「捨てられるかもしれない!」
という傷つき体験があるのかもしれません。
例えば、
・親や近しい人との死別体験
・両親の離婚や引越しなどで離別体験
・精神的・肉体的な虐待
・迷子などの怖い体験
・過去の恋愛での傷つき体験
などなど…
自分から人が離れていってしまうような体験をして、
心が傷ついていませんか?
その体験の中で強烈に、
悲しみ、さみしさ、恐怖、不安、
怒り、悔しさ、罪悪感、喪失感、空虚感など…
感情を感じたけど押し殺していたとしたら。
その抑圧した感情が、
恋愛相手とのやり取りの間でフラッシュバックして、
今強烈に感じている可能性があります。
その傷ついた感情を消化し、癒していくと、
「なぜだかわからないけれど逃げたくなる」
ということも減っていきます。
それが終わったら…
ステップ2 極端に考えすぎるクセを直す
ただ話題として予定を聞かれただけなのに、
「束縛された!」までに極端に考えてしまうと、
相手もそんな悪気もないのに怒られる。
こちら側も自由に思えず窮屈に感じてしまう。
とダブルでつらくなっちゃいますよね。
また、
相手に捨てられることに過剰に怖がってしまって、
無理難題をふっかけて、
「ここまでやっても私を捨てないんだ!」
と、心理的に安心していませんか?
ただ…
終わるどころかエスカレートしていきます。
いつかそんな振る舞いに耐えられなくなって、
「あなたを幸せにできない。自分は無力だ…」
と、相手の心も傷ついて離れざるを得ないのです。
あなたを捨てたのではなく、
お互いに無力感を感じてしまっただけなんです。
そんなお互いを傷つけあう関係を作りたくない!
心休まる関係を作りたい!
と思ったら…
考え方や受け取り方を柔軟にする必要があります。
世の中は、0か100かのどちらかではなく、
その間のグレーゾーンの考え方を持てると、
生きやすくなってきます。
ステップ3 遠すぎず、近すぎず適切な距離感を作る
相手との壁を高く作り、距離を置きすぎたりと、
コミュニケーションがうまく取れなくなります。
自分の居心地のいい距離感の作り方がわかれば、
逃げてしまうことも、音信不通もなくなります。
そうするためには、
「私はこう思っている」ということを伝え、
「あなたの思いを聞かせて」と相手の真意を聞く、
適切なコミュニケーションを身に着けることです。
基本的に、傷つくことが怖すぎてしまうので、
他人を信頼したいよりも怖いが先立ってしまいます。
最初は慣れるまでは時間がかかって大丈夫です。
でも、本当は繋がりを求めているから、
慌てず焦らずに1mmずつ距離感を縮めていって、
自分の心地いい距離感を見つけていきましょう。
深く心が休まる関係を築きたいと思ったら…
「相手を振り回してしまう私はダメだ…」と、
自分のことを責めないでください。
傷つくことが怖くて避けようとやってきた、
心の防衛機能がちゃんと働いている証拠です。
ただ…過剰に働きすぎているだけです。
考え方やコミュニケーション(ステップ2、3)を変えても、
「なんか…やっぱり怖い!」
と、心が怖さを感じていて安心を感じられていない場合。
傷つかないように心のストッパーが働いて、
心を守ってくれているんです。
深く心が休まる関係を築きたい!と思ったら、
そのストッパーを外しても大丈夫!
という心の安心状態を作る必要があります。
そのためには、
【ステップ1:過去の深く傷ついた体験を癒す】
をしていきましょう。
注:一人でやろうとしたり、
専門家でない人がやろうとすると、
さらに傷をえぐってしまう可能性があるので、
カウンセラーと安全にやっていくことを
強くおすすめします。
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